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「魔法使いの夜」感想

2012.4.18.jpg

今月に入り、色々と忙しくあまり時間が取れないのですが、やっとこ本編と番外編をコンプしました。
本編が8~10時間ほど、番外編が3時間ぐらいの長さだったかなと。
実際、時間を計ってやっていたわけではないので適当ですが。
さて、あまりネタバレしない程度に感想を書きたいのですが、完全には無理ですけどね。



今回の作品は、TYPE-MOONの作品である「月姫」「空の境界」「Fateシリーズ」の原点でもある話で、
年代的には一番古い時代になります。

魔法使いの夜:1980年代後半
空の境界:1995~1999年(未来福音は2010年)
月姫:2000年前後
Fate/stay night:2000年代半ば~後半


ただいま放送中の「Fate/Zero」はFate/stay nightの約10年前の設定です。
今作は月姫でも登場している蒼崎青子の始まりの魔法、青の魔法の物語。
今まで多くの作品で存在だけが語られていた第五の魔法。現存する四人の魔法使いの一人、
見習い時代の蒼崎青子の物語です。

演出はとても素晴らしく、アニメーションなしのADVとしては、最高峰の部類に入るのではと。
豪華な紙芝居ってところかな。
本編でいうと、話の折り返し地点ともいえる、遊園地の戦闘が過剰ってぐらいすごかったかな。
ただそこと比べると、最終戦が地味に見えてしまったのが残念でしたが。
まぁ遊園地の演出が、すご過ぎたってだけなんですけどね。
メインキャラでもある、久遠寺邸の3人をはじめとしたキャラクター達も魅力的でした。
特に有珠。
最初は、魔術のこと意外興味がない典型的な魔術使いという感じがしましたが、
話が進むにつれ、なんともいえない可愛さが・・・。

話の展開としては、今までの作品と違い、シナリオ自体は短い部類なので
盛り上がるの展開が多く用意されてなかったです、
だいたい2箇所ぐらいかな。
それと独特の演出とテキストなので、ゲーム自体のテンポが悪いかなと。
特に斜め読みする人には向かないかもしれないですね。
CG背景なども動いてるので、そういう間も楽しめる人には向いてると思います。

昔プレイした『弟切草』『かまいたちの夜』などのサウンドノベルのような効果音、BGM、映像効果
などを使った今時のADVにはめずらしく、声優無しの作品になっていますが、私としてはこの作品なら声なしで十分というか、
声無しの方が合っている気がしました。

Fateシリーズしか知らない、もしくは一見さんにはかなり敷居が高いかなと。
「月姫」「空の境界」あたりをやってないと楽しめないかなと、橙子も出てきますしね。

さて全体の評価としては、満足した出来でした。
ただ8年近く作っていたわりには、シナリオが短いかなと。
Fate/stay night辺りなんて50時間ぐらいかかりましたしね。
しかし、シナリオは短い割には、ディスクの容量が6GB以上あるんですよね。
これってほとんどCGなどの部分じゃないかなw
今回の話で語られてない部分が多くありましたが、噂では2部、3部があるらしいので
このぐらいの長さでも、全体通してなら長くなるかな?とも思えるけど
まぁ過度な期待はしないで続きを期待したいところですが、次は確か「リメイク版、月姫」がでるんだったんだっけ。
この演出でのリメイクなら、即購入予定に入れたいなと思います。
月姫2も出ないかな・・・

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