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蒼穹のカルマ(7)感想



槙奈の魔法の暴発により記憶を消されてしまった駆真さん。
アステナが魔法で記憶を戻そうとするが・・・・またもやハプニングが起こり
記憶喪失どころか、精神的に幼児退後してしまう。
駆真を元に戻す為に天由良&霊由良は、神しか使えず&ひねくれ者で人の嫌がる姿を見るのが何より大好きな
神器・ヴェクサシオンで記憶を取り戻そうとするが、敢え無く失敗。
しかし、駆真が記憶をなくす原因になった槙奈が、ヴェクサシオンを使うのが最適という事で、
槙奈は神になるべく神の試練に挑むが・・・・失敗
そこは挑戦者の精神を容赦なく折る試練。
容赦なくトラウマを見せ付けられた槙奈の姿が気に入ったらしいヴェクサシオンは、
ある条件を満たせば1度だけ槙奈に力を貸すというが、その条件とは
槙奈とっての黒歴史でもある、学生時代に書いた小説「黒衣の聖騎士(ダーク・パラディン)」という小説を
10万人に読ませること・・・・・



内容がひどすぎる!!(笑)

毎回「ひどい」という言葉がこんなに褒め言葉になる作品はないでしょう(笑)
最近私も、昔書いた小説が出てきたので「うがぁああああああああ」と叫ぶ気持ちがよくわかる思いですw
相変わらずこの作品はお笑い的な意味で最高ですね。
シリーズが進むにつれて「ひどい度」(面白い度)がますます加速していく気がします。
お笑い部分だけではなく、ちゃんと最後にはシリアス部分にもうまく繋げて行き、お笑いあり、シリアスありのバランスが絶妙です。

前半は槙奈無双と言うべきか、あらすじにも書いたとおり槙奈の黒歴史でもある、
「黒衣の聖騎士(ダーク・パラディン)」という小説を出版する為に心がボロボロになり、痛々しい槙奈の姿にニヤニヤの連続です。
そんな裏では幼児として在紗に世話してもらう駆真さん。
在紗大好きな駆真さんは、やりたいほうだいw

そんな前半ですが後半は、まさかの広げた大風呂敷のたたみ方の素早さ。
前巻の話の展開から、きっと「リサ」がこのシリーズのラスボスそなんだろうなぁ~と思っていたのですが、
まさかの「リサ」編終了
先の展開の読めなさが、この作品の良い所でもありますね。
そしての重要人物だろうと思っていた、まさかのあの人の登場となり、次の巻に続くとなったわけですが、
相変わらずと言うか引きがすばらしいw
表紙&口絵&挿絵&シナリオ&4コマと期待を裏切らないこの作品
次回もワクワクしながら待つことにします。
そろそろ短編もでないかなぁ~

あーそうそう「橘公司」さんの新作も3月に出るので楽しみにします!
 

 

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